2008年09月06日

聖書おもしろ話 03

 

 ★波乱に満ちたモーセの生涯★

☆危機の中での誕生☆

 エジプトの王(ファラオ)は、ユダヤ人の勢力が増し続けたので、それを恐れました。「このままではエジプトはユダヤ人の手によって支配されてしまう。」「何とかしなくては・・・そうだ、ユダヤ人をみんな奴隷にしてしまえ。」

 このようにして、ファラオはユダヤ人たちを奴隷にして、過酷な労働を課しました。

 奴隷として虐げられたのにもかかわらず、ユダヤ人の人口は、ますます増え続けました。それで、ファラオはユダヤ人をいっそう恐れました。

 ユダヤ人を絶滅させてしまわなければエジプトは彼等に奪われてしまう。それでファラオはエジプト全土に命令を出しました。「ユダヤ人に男の子が生まれたなら、ナイル川に放り込んで殺してしまえ。」

 その頃モーセはエジプトの地で生まれました。

 このような厳しい状況の中、モーセのお母さんは赤ん坊のモーセを、3ヶ月間隠し続けました。しかし、自分の力でこれ以上隠し続けることが出来ないので、あきらめました。

 でも、愛する自分の子供をナイル川に捨てて殺すなんて、そんなむごいことはできません。

 お母さんは、パピルスの茎を編んで作ったバスケットの中に赤ん坊のモーセを入れ、それをナイル川の水の上に浮かべました。そして奇跡が起こりました。

 ちょうどその頃、ナイル川のほとりでファラオの妹が水浴びをしていました。そして、召使の一人がバスケットを見つけ、それをファラオの妹に届けました。ファラオの妹は、その中に入っていた赤ん坊があまりにもかわいいので、自分の子供として育てることにしました。

 召使はファラオの妹に進言しました。「この子を育てるユダヤ人の乳母を捜しましょうか?」そして、乳母として探し出されたのが、なんとモーセの母親でした。ファラオの妹は付け加えて言いました。「養育費は私が払います。」

 エジプトの王、ファラオの命令で、一度は命を失いかけた赤ん坊のモーセは、このようにして不思議な方法によって、その命が助け出されたのみならず、なんとそのファラオの妹によって命が守られ、母親の元で何の気兼ねなしに育てられることとなったのです。それも、養育費がエジプトの王家から支払われうというおまけつきで。

 全くの絶望の中で生まれた奴隷の子モーセは、命が助かっただけでなくなんと、命を狙ったエジプト王家の王子として育てられることになったのです。


☆人生に遅すぎることはない☆

 モーセは、生まれてからエジプトの王子として何の不自由も無い生活を過ごしました。しかし、40歳のときに殺人を犯してしまい、ファラオの怒りを買って命を狙われます。

 一瞬にして、地位も名誉も財産も、全てを失って荒地に逃げ延びて行きます。かって王宮に住み、贅沢な生活を満喫していたモーセでしたが、それからは荒野で一人の羊飼いとして生きるしか道はありませんでした。

 そして、そろそろ引退生活に入ろうとしていた80歳になって突然神から呼び出されます。「奴隷として苦しめられているユダヤ人達を助け出すためにエジプトに行きなさい。」

 羊飼いだったモーセは言われるままにエジプトに向かい、200万人は居たとされるユダヤ人達を奴隷の状態から開放します。

 それから80歳から120歳までの40年間を、ユダヤ人社会のトップリーダーとして活躍します。

 まさに、波乱に満ちた人生の中にあっても、大器晩成型の人生を歩んだモーセでした。

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posted by グイド at 09:56| 滋賀 晴れ| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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